東洋医学には〈未病〉という言葉があります。これは「病気ではないが健康でもない状態」で、さらに自覚症状はないが検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが検査結果に異常がない場合にわかれます。
東洋医学は全人的な医療を基本として心身両面より患者さん一人ひとりの状態を診察し治療を行います。
診察のなかで得た情報を医師に伝え、一人ひとりに合ったより最適な医療を提供する事と、検査で異常がない場合でも東洋医学的に診察・治療を行い自然治癒力を高め、心身のバランスをととのえる事を志しています。また、当院では安心・安全を考慮し、使用する鍼は日本製で、すべて一回使い切りとしています。
現代の西洋医学はめざましい発展を遂げ、数々の疾患の治療に貢献してきましたが疾患によっては、まだまだ治療が困難なものがあります。この場合は異なった観点から治療に取り組まなくてはならない場合があります。
東洋医学は西洋医学とはまた異なった観点から治療することによって西洋医学では治りにくい疾患(下記参照)の症状緩和や治療効果を上げることが知られております。
半蔵門病院では医師の診察、指示の下で連携を取り、鍼治療を行っております。
初めての予約は必ず、医師の指示の下で、受付で行ってください。
診療日 | 火・水・木・金・土(完全予約制) 午前/昼/午後 |
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所要時間 | 1回 約1時間 |
治療費用 | 1回 \6,000 |
担当鍼灸師 | 奈良澤大富(半蔵門病院 東洋医学) |
鍼の効果の研究は、世界各地にある研究所、医療機関、鍼灸大学、短期大学などで意欲的に進められております。総合的には、鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。そういった新しい研究に基づいた治療こそ常に心がけながら患者さんと向き合っています。
気になること、小さな悩みでも結構ですのでお気軽にご相談ください。